2020年11月定期「アンサング･シンデレラ」によって広まった病院薬剤師の存在：ブログコラム：新横浜リハビリテーション病院

新横浜リハビリ
テーション病院

〒221-0864
神奈川県横浜市神奈川区菅田町2628-4

TEL 045-474-5511
FAX 045-474-5556

院長
久代　裕史

入院病棟
回復期リハビリ病棟(126床)
（うち、個室54床）
   脳血管疾患等リハビリ
   運動器リハビリ
   呼吸器リハビリ

   【入院相談直通】
   045-474-5566

   【入院面会時間】
   10時～21時(毎日)

外来診療
内科外科整形外科リハビリテーション科 (専門外来)摂食嚥下ボツリヌス療法

    【外来診療予約直通】
   045-474-5500

   【外来診察時間】
   9時～12時 (月～土曜)

新横浜
健診センター   045-474-5211
   事業所様向け巡回健診
   (協会けんぽ指定医療機関)

通所
リハビリテーション   045-474-5203
   (神奈川区・港北区の一部は
   送迎可能)

JR新横浜駅から
無料送迎バスで15分
【運行時間】
6時50分～19時15分
(土曜13:20最終・日祝運休)

より多くの方々に、私たち「新横浜リハビリテーション病院」を知っていただくため、
ブログ／コラムとして、「リハビリテーションのこと」「当院のこと」などを綴っております。
月１回定期の掲載と、不定期がございます。どうぞ、よろしくお願い致します。

2020年11月定期掲載 　「アレサング･シンデレラ」によって広まった
病院薬剤師の存在

　最近、病院薬剤師を主人公としたTVドラマ「アンサング・シンデレラ」が放送されました。新型コロナウイルスの影響により、撮影場所である病院が使用できず、一時撮影が中断されました。
しかし、現在のコロナ渦において、先日、無事放送を終えられたことは、私たち医療従事者に向けたエールとも捉えることができます。
この放送に関わって下さいました全ての皆様に、心より感謝申し上げます。

　病院薬剤師を主人公としたドラマは今までになく、放送前から私たち薬剤師の間でも話題に上がるなど、ドラマに対する期待は大きいものでした。
病院薬剤師の業務内容について知らなかった方、そもそも病院に薬剤師がいることすら知らなかった方もいたことと思います。
それがこのドラマによって病院薬剤師の存在、役割を知ってもらえたことは、とても良い機会となりました。
患者さんやその家族から、「薬剤師さんのドラマ見ているよ、とても大変なお仕事なのね。」というような話を頂くことが何度かあり、これは病院薬剤師の存在、役割が認知されはじめたことが実感できた瞬間でした。
しかし、ドラマの中には薬剤師に対する誤解を生むような場面もあり、違和感を覚えることが多々ありました。
実際の現場で働いている私たち病院薬剤師目線では細かなことが気になることも事実であり、これからの私たちの課題なのかもしれません。

　私たち回復期病棟薬剤師は在宅復帰に向けて、ご入院期間中に、正しく飲めているか、本当に必要な薬なのか、副作用は出てないか、薬の飲み合わせに問題はないかなどの確認を行ったり、飲み忘れた場合や副作用についての説明を行い、もし、そのような事が起きてしまった際の対応なども含めた指導をしていきます。
また、無事退院された後の日常生活でも、安心して薬物療法を続けられるよう支援しています。
何か困ったことなどあれば、すぐに何でも相談できるかかりつけ薬剤師をもって欲しいと思います。
私もそういう薬剤師を目指し頑張っていきます。

　当院では昨年に分包機の入れ替えを行い、以前よりも効率化を図ることができました。在宅復帰に向けた支援は、患者さん一人一人の生活様式やその背景に合わせた対応が必要となります。
この効率化により、患者さんと向き合う時間を増やすことができました。
ドラマ「アンサング・シンデレラ」によって世間へ“病院薬剤師”という存在が広まった今、薬剤師としての役割をあらためて自覚し、その責務を全うしていきたいと思います。